INTERVIEW
ナショナル社員
松田 画
店舗開発部
2007年入社
現在は主に新規出店時、改装時の店舗デザインを担当しています。ダイアナは首都圏を中心に全国各地に出店していますが、店舗は立地も空間もそれぞれに異なります。そのため、その都度、設計士の方に依頼して設計図をつくってもらうことになりますが、商品棚やミラー、ソファ、そして在庫場所といった各種のレイアウトも発生します。そうした内装デザイン一式を企画しコントロールするのが私たちの仕事です。近年はカジュアルファッションの流行を受けて、ダイアナの商品も幅広くなっています。以前ならガラスの棚に商品を陳列していたものを、木目調の素材に変更するなど、世の中のトレンドや自社の方針と連動した「お店」づくりを進めています。「こうすれば成功する」というマニュアルはありません。いくつものパターンを用意し、それぞれに仮説や根拠を持たせながら検討を進めるよう努めています。
店舗開発の最終目標は、店舗の業績最大化です。店内のレイアウトを工夫し、もっとも快適、かつ効率的な動線をつくる。またそれ以前に、お客様が店舗に足を踏み入れたくなる入口づくりも大切です。ダイアナでは随時、既存店舗の改装もしているのですが、渋谷店の改装の際にはシャッターの設置方法を変更することで売り場面積を大きくすることができました。ビルには建築基準法に基づいたルールがありますが、現場調査と検証を重ねたところ、従来とは異なる方法も取れることがわかりました。これまで「店の外」と考えていたスペースを、「店の中」にすることが可能になったわけです。テナントとして入っている物件には必ず条件がありますが、より良い店舗にするための手段はまだまだ潜んでいることを学びました。渋谷店はリニューアル以降、業績も向上しました。レイアウトが変わったことだけが要因ではありませんが、売上に貢献できていると実感できるのは嬉しいですね。
私は文学部出身なので、建築や内装の専門家ではありません。しかし、店舗スタッフが日頃、どのような接客をしているのかは熟知しているつもりです。たとえばレジ横にペンを差す溝が必要であるとか、引き出しには各種伝票を収納する仕切りが必要など。設計の依頼をする際にできるだけ現場で働くスタッフの声・想いを外部に伝えることも私の役割だと思っています。「美しいデザイン」もさることながら、「使いやすい空間」という機能性があって初めてダイアナの店舗は完成する。入社から7年間、店舗で過ごしてきた経験は大きく活きていると思います。新人時代には苦手意識のあった接客でしたが、どんな経験も役に立つのだと今は思える。ダイアナにはいくつもの職種がありますが、どの職種であれ店舗を盛り上げることは共通しています。
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