INTERVIEW
ナショナル社員
阿形 悟
ジェネラルマネージャー
1996年入社
担当している全7店舗の責任者として各店舗の運営サポート、教育、指導や全店施策の立案を行うのが、ジェネラルマネージャー(GM)である私の仕事です。担当店の営業、人事、商品を含めた全体像を把握し、常に課題の発見と抽出、それに対する対策の実施をしています。会社の経営方針や全社をあげた取り組みを、現場スタッフに伝達し実現させるわけですが、逆に、現場の実情を本社に伝達するという役割も担います。同じ方向を向いて、ブランド全体がより良い方向に進んでいけるように、本社と店舗のパイプ役となることもGMの重要な役割です。
GMの使命は担当店舗の売上向上が一番のウェイトを占めています。ただし売上向上と一言で言ってもアプローチの仕方は様々です。例えば、なかなか力を発揮できていない別の店舗のスタッフ同士を一時的にお互いの店舗で勤務する形にしたことで、両者ともに活躍し店舗自体の売上が向上したことがあります。またある店舗では、シーズンの途中でそれまで取り扱っていなかったラインナップを急遽導入し、商品構成を変更するという異例の対策を取り、功を奏したという例もありました。必ずしもうまくいくという保証はありませんでしたが、データ分析や実際にお客様と接している現場スタッフの声を大切にした結果、売上も向上したという事実を見て、リアルなお客様のニーズに応えられたことが数字に表れたのだと実感した出来事でした。
店舗運営において絶対的な“正解”はないのでその都度考えながら進めるしかないのですが、どんな時でも大切にしているのは各店舗のマネージャーとともに考えるということです。GMという立場としてアドバイスすることは重要ですが、マネージャーも自信とプライドを持って業務に取り組んでいるので、まずはマネージャーがどうしたいのかを必ず聞くようにしています。その上で意見を出し合い、課題の解決に努めています。販売施策や業務改善を店舗に浸透させる際にも、実際に行っている現場の声を大事にしているんです。良かった点以上に不都合な点、改善すべき点をヒアリングするように心がけ、施策を実施して終わりではなく、最終的にお客様に満足していただき、現場スタッフの働きやすさとお客様満足が同時に叶うことをゴールととらえています。
また、アウトプットがメインの仕事なので日々の学びだけでなく、休日は全力で趣味に興じることで多くのことをインプットするよう心がけています。魅力的な人間に近づくことも、統括する立場として大事なことですからね。
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